内視鏡看護師として活躍する上で必要な資質

看護師の仕事は、勤務地や仕事内容によって求められる資質が大きく異なります。中には基本となる看護師の基本的な能力だけでなく、専門性が求められる職種も少なくありません。内視鏡看護師もその一つで、この職場で活躍する上で必要となるのが勉強に対する意欲です。ここでは、文字通り内視鏡と呼ばれる専門の医療機器を使って体の内側の検査や手術を行うことが基本となります。そのため、医療機器の取り扱いや病気など様々な知識を身に付けていかなければなりません。常に進化し続ける病気や治療法について学んでいく前向きな姿勢が求められます。

また、コミュニケーション能力も内視鏡看護師として活躍するために必要なスキルの一つです。医療業界は他の仕事に比べて離職率が高いと言われていて、その原因の一つに職場の人間関係があります。男性看護師の数も増えているとはいえ、全体的に見れば女性の割合が高いのは否めません。女性は男性に比べて感情的になりやすく、ちょっとした意見の食い違いが大きなトラブルに発展してしまうこともあります。同僚の看護師や医師と良好な関係を築いていくことも大事なポイントです。

このコミュニケーション能力は、患者と接する場面でも活きてきます。医師の検査介助のほか、患者や家族への説明なども内視鏡看護師の役割です。いくら医療機器と言っても、体に異物を入れることは誰しもが不安に感じます。看護師として病気の説明はもちろん、安心して検査や手術を受けられるように不安を取り除くための適切な言葉選びができるようにしておかなくてはいけません。